製品属性(仕様)
製品 分類 | タンク | 装置 用途 | 加熱・調理 |
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業界 | 食品 | サイズ | 600×600×1600 |
材質 | SUS304 | 工程 | 製缶板金 バフ研磨 |
製品画像(様子)
特徴
こちらは、食品を煮込むために使用されるジャケットタンクです。ジャケットタンクとは、ジャケット部に温水などを流すことによって、タンク内の温度を調整する製品です。
ジャケット部には、圧力がかかります。そのため、溶接を行う際には、強度が重要となってきます。そこで、開先加工を行ったうえで、溶接を施すことにより、溶接強度が高くなるように工夫しています。
開先加工とは、溶接加工を施す前に、溶接の溶け込みを深くするために、溶接継手に溝状の窪みを形成することを言います。当社において開先加工は、開先をサンダーで形成し、専用のゲージを用いて角度を確認しながら行われます。
また、溶接を行う際には、酸化を防ぐため、シールドガスを用いて溶接を施しています。溶接を行う際に、溶接の裏面が空気に触れてしまうと、酸化を起こしてしまいます。その結果見た目が黒くなるのに加えて、亀裂が入ってしまう可能性もあり、品質に深刻な影響を与えてしまいます。
そのため、溶接を行う際には、シールドガスを噴射することで、溶接部分が空気に触れないようにしています。
さらに開先加工、溶接後には、リークがないかを確認するために、規定の圧力で水圧検査を自社にて行い、品質の確認を行っております。