用語解説
精密板金加工は、厚みが0.1mmから3mm程度の比較的薄い金属板を加工して、電子機器・通信機器・半導体製造機器・自動車などの筐体や部品を製造することです。
精密板金加工の特徴としては、専用金型を用いずに汎用金型や治具を組み合わせ、多品種を少量〜中量生産できることです。
精密板金加工では、切断・穴あけ・曲げ・溶接といった様々な加工方法を用いて、金属板を図面で指示された通りの複雑かつ精密な製品形状に仕上げることが可能です。
使用される金属板は、鉄・ステンレス・アルミニウム・銅・真鍮が主流となっています。材料によって少しずつ特性が異なるため、技術者は材料に応じて加工条件を微調整しつつ、厳しい寸法公差を満たせるように製造する必要があり、高い技術力を要する加工方法です。