用語解説

無電解ニッケルメッキとは還元作用により金属をメッキする方法です。
電解と無電解に分類されるメッキは通電による電子の析出か還元剤による化学作用の析出かで区別され、無電解ニッケルメッキは後者の還元剤を溶解させて素材表面にニッケルを析出させる表面処理方法です。
精度を高く保てる点から用途は工業用製品を始めとし、ハードディスクの下地、抵抗体、電子部品、バルブ等、幅広く利用されています。
無電解ニッケルメッキはフッ素樹脂やセラミック粒子、窒化ホウ素などを添加した複合メッキとすることで更に摺動性、撥水性、剥離性、耐摩耗性等の特性を付与することも可能であり、通電性に左右されないといった特徴もあります。