Before (改善前)

ビードカットによる不要物の沈着などのリスク低減

板金溶接をした際にできるのが溶接ビードです。この溶接ビードには、不要物の沈着が起こりやすくなり、トラブルのもとになる場合があります。例えば、不要物の沈着が原因となり、溶接ビード箇所に雑菌が付着してしまいます。全周溶接が必要な食品業界等の板金部品においては、雑菌の付着は避けなければいけません。また、不要物の沈着が蓄積されると、板金部品の変質にもつながってしまい、耐久性の劣化にも影響してしまいます。そのため、溶接ビードを取り除く作業が必要となります。

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After (改善後)

ビードカットによる不要物の沈着などのリスク低減

溶接ビードを取り除く作業は、ビードカットと言われます。ビードカットでは、溶接ビードをグラインダーで削って除去し、さらにバフ研磨工程できれいに滑らかに仕上げます。ビードカットをすると、ビード屑が発生し、またグラインダーによる傷も発生してしまいます。そのため、ビードカット後のバフ研磨も必要となるのです。こうしたビードカット&研磨を通して、不要物や菌の沈着などのリスクを低減することができます。

POINT(要約)

当社は溶接ビードのビードカット技術に関して、様々なノウハウがございます。食品業界や医薬品業界では、サニタリー性が必要な板金部品が多くなります。こうした安全性や精度に対応するために、当社では複雑形状の板金溶接のみならず、ビードカット技術やバフ研磨技術にも力を入れております。