評判の高い小花製作所の板金部品の美観性
「ステンレス精密板金・製缶加工センター」では、溶接技術にあわせて、バフ研磨による仕上がり精度と美観性についてもお客様から高い評価をいただいております。当サイトを運営する株式会社小花製作所では、食品・医療といった三品産業向けのサニタリー製品を多数製造してきました。そのため、HACCP仕様にも対応した、表面精度の高い板金部品の製造を可能としています。
小花製作所では、1mを超える人のサイズの大型タンクの製造も多数行っております。こうしたタンクでは、食料品や粉末がタンク内の粗い箇所で詰まったり、傷部分からタンクの損傷が起こらないように、表面を鏡面状態にして精度良くする必要があります。その際に、鉄バフをフレキやグラインダーに取り付けて、下写真のようにタンクに入り込みながらバフ研磨を行っています。
< 精度の高い美観性を実現するバフ研磨工程 >
- バフ研磨専用の母屋
- 食品業界向けタンクへのバフ研磨の様子
- バフ研磨中の受け皿
- バフ研磨後の食品業界向けタンク
自社で鉄バフを製造する、徹底したバフ研磨体制
小花製作所のバフ研磨で高精度な仕上げ処理ができるのは、バフ研磨体制に徹底したこだわりを持っているからです。それは、自社でバフから製造をする一貫体制を設けているという点です。一般的には、板金加工した製品は、バフ研磨の専門業者に依頼するか、購入した鉄バフを用いて自社でバフ研磨を行います。しかし小花製作所では、鉄粉を円盤端面にまぶして、乾燥させて固めるという工程を社内で完結させています。
これは、外注費を抑える、短納期対応ができるようにするといった意味合いもありますが、お客様の求める表面性状にあわせてバフも変えるという点にこだわりがあります。鉄バフも鉄粉の粒度やまぶし具合によって、仕上げ精度は変化してしまいます。当社ではゼロから鉄バフを製造することで、高精度なバフ研磨を実現しております。
< 鉄バフの製作工程 >
- あたためて溶かしたにかわをバフ端面に塗布
- 仕様にあわせた粒度の鉄粉をバフにまぶす
- 天日干しによる乾燥
- 自社製の専用乾燥保管庫に収納