Before (改善前)

食品業界のお客様より、バケットの注文を頂きました。
もともとは、内側と外側を両方溶接していたため、2工程かかっておりました。
また、内側のビードカットもしていたため、ビードカットも含めると3工程になっていたこともありました。
ビードカットをすると見た目はよくなりますが、工数がかかってしまうというデメリットがございます。

V

After (改善後)

「ステンレス精密板金・製缶加工センター」は、バケットに何を入れるのかお伺いすると、固形物をいれるためのバケットだと判明しました。その場合は、ビードカットが不要となるため、裏波溶接への工法転換をご提案しました。

裏波溶接の場合ですと、外側からの溶接だけでよく、ビードカットをする場合と比べて工数削減となります。
結果として、3工程が1工程となり、工数削減を実現しました。

POINT(要約)

粉末・溶材はくっつきやすく、清掃をしても雑菌が残ってしまうこともあるため、粉末・溶材をいれるためのバケットにおいては、母材の凹凸を無くすためにビードカットが必要です。

しかし、今回の事例に関しては、固形物をいれるためのバケットであり、ビードカットの必要性がなかったため、裏波溶接への工法転換を提案し採択していただきました。

当サイトを運営する株式会社小花製作所では、お客様の状況に合わせた最適な技術提案も行っておりますので、バケット等の溶接に関してお困りの方はお気軽にご相談ください。