製缶板金加工と板金加工は行う加工がほとんど同じですが、製缶板金加工と板金加工では扱う金属板の厚さが異なります。
厚い金属板を加工することが製缶板金加工、薄い金属板を加工することが板金加工と呼ばれます。
本記事は設計担当者や購買担当者の方に必ず知っておいて頂きたい内容です。
本記事は2・3分で読めますので、ぜひご覧下さいませ!



製缶板金加工・板金加工とは?

大型オートフライヤー向けフレーム|ステンレス板金 試作加工センター

製缶板金加工とは、鉄やステンレス素材の厚い金属板に切断、曲げ、溶接などの加工を施し、ホッパーやタンク・配管パイプなどを作る加工のことです。
平面の板材を用いて立体的な製品を製作します。
板金加工も製缶板金加工と同様に、鉄やステンレス素材の金属板に切断、曲げ、溶接などの加工を施すことです。

 

製缶板金加工と板金加工の違いとは?

 

製缶板金加工と板金加工は、行う加工がほとんど同じで違いはないように思われます。
ではいったい、製缶板金加工と板金加工の違いとは何なのでしょうか。

実は、製缶板金加工と板金加工では、扱う金属板の厚さが異なります。

厚い金属板を加工することが製缶板金加工、薄い金属板を加工することが板金加工と呼ばれます。
一般的な目安として、製缶板金加工では7mm以上の、板金加工では7mm以下の厚さの金属板を加工します。この数値基準は企業によって様々で、明確に決まっておりません。
「ステンレス精密板金・製缶加工センター」では、ステンレス材の製缶板金加工を主に行っております。

「ステンレス精密板金・製缶加工センター」ならではの板金加工!

 

溶接について

 

当社では、厚さ0.5t(0.5mm)の薄い板から25t(25mm)の厚い板まで多数の溶接加工実績があります。30t、40tなど25t以上の厚板でも溶接を施すことが可能です。
0.5tまではTIG溶接で溶接を行っており、それよりも薄い板を溶接する場合は、ファイバーレーザー溶接にて溶接を行っております。

当社のTIGの溶接の様子はこちら

当社のファイバーレーザー溶接の様子はこちら

TIG溶接では、金属の中で最も融点の高いタングステンを電極に用いているため、あらゆる金属の溶接が可能です。
複雑な形状の金属でも高精度な溶接が可能です。
また、視野がしっかり確保できるため、仕上がりが綺麗で、スパッタがほぼ出ないという特長があります。
このTIG溶接を0.5tの薄板まで対応できるのは、「ステンレス精密板金・製缶加工センター」の強みです。
加えて、常時溶接工が10人以上おり、その全員がTIG溶接を施すことができ、「ステンレス精密板金・製缶加工センター」が最も得意としている溶接法です。

 

研磨について

 

板金加工では溶接を行った後に、製品のサニタリー性を上げるために、研磨を施すことがあります。
溶接でできた盛り上がりを研磨で取り除くことをビードカットと呼びますが、「ステンレス精密板金・製缶加工センター」はそのビードカットを得意としております。

当社では、グラインダーを用いて、荒仕上をした後に、バフ研磨を施し、最終仕上げをすることでビードカットを行っており、多数の加工実績があります。
バフ研磨には、グレードがあり、使用する研磨剤によって表面の仕上がりの滑らかさ、きめ細やかさが変わります。
当社では、鏡面仕上げが可能な#800まで取り扱っており、様々なニーズに対応しています。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

当記事では製缶板金加工と板金加工の概要、それぞれの違い、「ステンレス精密板金・製缶加工センター」の板金加工の特徴をお伝えいたしました。
当社は、板金加工に精通した技術者が在籍しており、お客様の要望に丁寧にお応えし製品を製作することが可能です。
特に加工が難しいとされているステンレスの溶接に強みを持っており、製作が困難とされている部品でも対応することが可能です。
是非一度お問い合わせくださいませ。

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